2009年10月18日
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桜上水駅はなぜ安普請なのか?

Written By: 川俣 晶連絡先

 向陽中47年卒さんより

駅シリーズ興味深く拝読しております。ところで、ずっと気になっているのですが、今の桜上水駅は完成しているように見えますが、あまりに安普請です。内装がほとんどなく構造物むきだし、仮駅舎なのでしょうか。駅前の空地も変だし、ガストもプレハブのままです。

 厳密には調べていませんが、いろいろな方々の話を総合すると、現在の桜上水駅は以下の2つの条件が重なって形が決まったようです。

  • 開かずの踏切対策を要請され、避けられなくなった
  • 近い将来京王線が高架化される計画が動き出しそうである

 つまり、駅の上に通り抜け通路を造ったとしても、それ自体は京王線が高架になれば邪魔になるので潰されねばなりません。しかし、通り抜け通路の作成を避けては通れなかったことになります。作りの安っぽさは、「壊す前提」なのだろうと思います。

 駅前の空き地については具体的に分かりませんが、現在の桜上水駅は全体が「暫定形」だと思って良いと思います。

※ もしかしたら、京王線高架化or地下化だけでなく、補助133号線(道路)開通も達成しなければ、「完成形」にならない可能性も考えられます。

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